07月:映画タイトル

毎月恒例。
結局、イタリア映画祭は予算の都合で見送りしました・・・(泣)
今月はだいぶネタバレ注意です。


【タイトルリスト】
・ダ・ヴィンチ・コード
・天使と悪魔
・インフェルノ
(想像以上に陰謀論。ずっと陰謀論のお笑い芸人さんの影が頭を過る。それにしても、ダ・ヴィンチ・コードのポール・ベタニー。今回もそれっぽい役でそんな期待を裏切らぬ大活躍っぷりであった。ありがとう、ポール・ベタニー。)
・死霊館のシスター 呪いの秘密
(別に面白くはないんだけど・・・。前回から引き続き主演のシスターと初登場の新米シスター、そして学校の女の子達、先生。女優たちのお陰でなんとか見れる。けど、死霊館シリーズはもういいかな。)
・遺産”争”続?!(N)
(邦題がダサいのはもう良いとして、なんか絶対にもうちょっと面白くなるはずなのになんかどうしても微妙。ずっと惜しい感じしかない。あと「ジダーン」の頭突きで笑える人はどれくらいいるのか?と少し疑問。)
△雪山の絆(N)
(辛すぎる。生還できない人が語り部だった(しかも最後の犠牲者)・・・とか、ナンドの母と妹はきっとあの時点ではもう・・・とか色々と辛すぎる。そして、生還した人たちを安易に手放しで称賛する我々の在り方も問われているのだな・・・)
△アテナ(N)
(冒頭10分の長回しだけでなく全体的にカットシーンが本当に少ないようで、映像がスムーズに、そしてきれいに流れていく。特にカリムが若者引き連れて団地内を歩く様子はPV的でもあって、単純にその絵作りはカッコいい。内容は、『バティモン5』が女性による暴力に頼らない『戦争』を選ぼうとしている物語なら、こちらは暴力に傾かざるを得なかった男たちの物語といったところか。ところで、セバスチャン何者?)
☆スクラッパー
(良かった。薄曇りの優しさ。どういう状況だろうが生きてくだけだよ、というその感覚がいい。たぶん父親は大人になりきれないクズのまんまだろうし、女の子も女の子であのまんま成長してくんだろう。そういう風に出来てるんだけど、それでもとりあえずふたりにエールを送りたくなる、そういう映画。)
・BODIES BODIES BODIES
(A24印。今さらだが、私はあんまA24と相性良くないのかもしれん。悪くはないと思うんだけど、メドゥーサデラックス観た後の気分に近い。そしてこれならメドゥーサデラックスの方が良い。)
△ブラックサン(N)
・エクリプス
(うっかり前日譚のブラックサンから観てしまったのだが、たぶんエクリプスから観た方が良い。エクリプスは現代(といっても1991年だが)ホラーでなんだか主人公の女の子の境遇が辛いだけなんだが、ブラックサンの方が時代そして場所効果も相俟って雰囲気や映像の作りも良い。シスター・デスもそりゃスレる。面白いかどうか、は別としてスペイン映画はやっぱり好き。)
✕デッドリー・ハンティング(N)
(久しぶりの超駄作。メインストーリーに不要というより、いらん回想が多すぎるし、展開的にもモヤモヤしか残らん。冒頭、車に戻ろうとして狙撃されるまでは一応面白そうかも、と思ってたんですが。森の風景も悪くはないが、それなら(国は違うが)同じネトフリ映画のリチュアルの森の映像の方が好き。というか、ジャンル違うがリチュアル観た方が良い。)
△ブラックベリー
(面白かった。私はブラックベリーの端末に憧れも持っていたので。しかし、電話使えず「インターネット切れ!」と怒鳴るシーンを笑えるかどうかでこの映画を面白いと思えるか、の線引きが出来る気がする(今の若い子に分かるんか?)。暗号技術を初めとする中身は本物でiPhoneより上だったと噂は聞いたことある。技術的な栄枯盛衰というより、プレゼン力の差もあったんだろうな。一応エンジニアの端くれやってるんで色々と考えさせられるけど、あのエンジニアファーストのノリはもうどこも風前の灯火なんだろうなぁ。)
・ブラウンバニー
(超好意的に解釈すれば、孤独な男の寓話(ぶっちゃけバッファロー’66と同じ)。でも色彩感覚とか絵作りのセンスはやっぱ流石だな、と。どうあっても1時間半観れちゃうんだよ。良くも悪くも映画を撮る才能もあったから映画を撮った人なんだろうな、と思った。)
・エクソシスト/ディレクターズカット版
(記憶のエクソシストよりだいぶ地味。こんな地味だったっけ・・・?ってくらい地味。そして霧の中で神父が到着するシーン、こんなアッサリだったっけ・・・?そして、あの音楽流れるのこのシーンだけだったんか!って感じだけど、とても真面目なドラマって感じはする。)
・呪われし銀(N)
(タイトルはともかく、内容がなんかすっごい微妙。シンプルに面白くないぞ。)
△Shiny_Flakes: こうして僕は麻薬王になった(N)
(何がすごいって、ネットショップやってるだけっていうその感覚がスゴい。んでもって、堂々と違法薬物のネットショップやってて気付かれてなかったってのもスゴいし、子供部屋に1tのクスリがあったってのもスゴい。しかしあれだけ頭の回転早い人が同じことするかね?そこら辺は証言者の一人が言った「的確なリスク判断出来る人」という評価に同意。)
☆ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ
(スペインの巨匠が作った短編映画。さすがペドロ・アルモドバル。30分で終わるなんて、そんな・・・もったいなさすぎる。というかそもそも30分の物語に、殺人事件、昔の恋人との再会(同性愛)、しかも殺人事件の容疑者がその恋人の息子、とか、色々ぎゅぎゅっと詰め込みすぎでは?って感じなんだが、でもそれを30分で完結させてみせるんだから凄い。巨匠が巨匠たる所以か。そして、イーサン・ホーク。渋くて良い感じの俳優になりましたね。ペドロの新作(来年観れるはず)、楽しみにしてます。)
☆巣窟の祭典(N)
(子ども目線で描かれるギャング(麻薬王)の日常。シリアスとコメディの合間、というそのリズム感もなんだか中南米ぽい感じがする。シリアスにもコメディにも振れ過ぎないので気負わず観れる。意外と良作。良かった。)
✕エクスティンクション 地球奪還(N)
(そもそもタイトルがめっちゃネタバレしてるんよ。この邦題付けて良かったんか?それに『侵略者』のシルエットが見えた時点でもう確定というか。で、まぁよくあるネタバレしないで観た方が良いっていうジャンルの映画なんだけど、腑に落ちたところで最初に書いたとおりだし、内容的にも別にまぁうん、という感じで面白くはない。)

【総評】
死霊館観てて感じた違和感はたぶんアメリカ人監督が撮ったヨーロッパだからなんだろう、とブラックサンを観てそう思った。
ブラックサンはちゃんとヨーロッパのスペインを感じるんだけど、死霊館は「なんか違うぞ」って感じがする。言語の問題じゃなくて、演出や画面の構図や色味そのものが違うっていうんですかね。
そう考えると、ジュネのエイリアンはやっぱフレンチテイストだったし、ダ・ヴィンチ・コードシリーズは間違いなくハリウッド映画だったし、こないだ観たベケットもギリシャを舞台にアメリカ人が右往左往する話だったけどイタリア映画って感じがしたしな。

【凡例】
☆:めちゃくちゃ好き。オススメしたい。
△:嫌いじゃない。人によってはオススメする。
✕:・・・
・:特に薦めないけど、悪くはないと思うよ?好きな人は好き。