11月:映画タイトル

毎月恒例のアレ。
ネタバレ考慮しない(というか、面白ければネタバレなんか関係ないと思ってる)コメント付き。
というか、今月は思い入れの強いのばっか観た気がするので、コメントも長いです。

△ランユー
(想像以上にメイドインチャイナなメロドラマであった。まぁ『ルージュ』もメロドラマだからな。好きな人はめちゃくちゃ好きそう。リウ・イエが良い。というか、若い頃のリウ・イエ観たさに観れる気はする。ところで、リウ・イエって、フルーツポンチの村上さんに似てない?)
・いますぐ抱きしめたい
(正直な話、ウォン・カーウァイ初監督作、マギー・チャンとアンディ・ラウが若い、という以外に特にポイントはないのだが、これが数年後『欲望の翼』となり、主演俳優らと共に香港映画の一時代を築くことになるのだから感慨深いものはある(と観終わった後、自らに言い聞かせることが出来る)。結論:クリストファー・ドイルのセンスってスゴいな。)
・ペイン・ハスラーズ(N)
(アメリカの製薬業界がヤバいという話。どうしても海の向こうの話なんだけども、頭痛薬を連日とか1日複数回飲むこともあるので、実は他人事ではないのかもしれない。)
・ドリームキャッチャー
(スティーブン・キングの全てが詰まっている。ふつうに胃もたれ起こす。あと、メガネの存在と能力が微妙過ぎて必要?って感じなんですが、原作だともうちょいなんかあったりするんですかね?)
△ザ・キラー(N)
(ドラゴンタトゥーの女のテイスト。というか、頭から終わりまで、映像もストーリーもBGMも含めて全てがデヴィッド・フィンチャー。当たり前なんだけど。相変わらずティルダがカッコいいのも当たり前の事実。)
△ユピテルとイオ(N)
(基本的にSF好きなのでSF映画や小説への評価は甘めと自覚してますが悪くはない映画だと思います。実に欧米的なストーリーですが。汚染エリアを『ゾーン』と呼ぶのはタルコフスキー、ストルガツキー兄弟へのオマージュかな。アド・アストラの逆パターンと言ってしまえば、それまでなんだけど。)
☆すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ
(映画館から出てきた女の子たちが「今回はホラーテイストだったね」と言ってたんだが、そんなわけあるまい、と思って観たら確かにそうだった。ホラーというか、ティム・バートンみがあるというか。当然すみっコだからホラーにはならないけど、描き方次第ではホラーだし、ミステリーっぽくもなるし、ファンタジーにもなる。どう観るか、どう切り取るか、で物語はなんにでもなり得る。そういう意味で面白かった。)
✕ブライトバーン
(B級ホラー観ようと思って観たが想像以上につまらんかったな。そんなもん。)
△インフィニティ:無限を旅する(N)
(箸休めのドキュメンタリー。ナショジオ系の科学ドキュメンタリーが好きな人なら楽しめるんじゃないか。個人的には楽しいです。)
☆ジョーカー
(ヒース・レジャーのジョーカーが『理由のないジョーカー』だったなら、ホアキン・フェニックスのジョーカーは『これが一人の男の妄想(ジョーク)だったとしても、理由のあるジョーカー』なのかな。基本的にはやっぱり階級闘争なんだけど、どう考えてもバットマンよりジョーカーという存在の方が現代社会においては説得力があるんじゃないか、というお話。しかし、ヒース→ホアキンの後のジョーカーって、プレッシャー重くない?レトは完全に「あぁ…」ってなっちゃったよな。)
☆バッファロー’66
(クリスティーナ・リッチもよくこんな男の自慰(比喩的な意味で)映画に付き合ったな、とは思う(ふたりの緊張感をそこはかとなく感じる)んだけど良い。風景とか映像の質感がやっぱりすごく好き。ボーリング場でのクリスティーナ・リッチのタップダンスシーンはBGMも合わせてカッコいいままだった。……つまり、私の感性は基本的には変わってないようです。)
☆ゴーストワールド
(やるせない。やるせないんだけど、昔観た感覚とちょっと違うかもしれない。なんというか、シーモアさんの哀愁とかレベッカの成長とか、そういうのがあの当時よりも刺さるというか・・・。バッファロー’66を観た時の感覚とゴーストワールドの違いは物語の『視点』の違いであってどっちの方が良い悪いの話じゃないが、元・女の子の私としては、ゴーストワールドの方が『痛い』と思ったのは確か。すべての女の子たちが観るべき映画、とは思わないけど、あの時何かしっくりこない違和感を確かに感じてた(元)女の子は観ても良いんじゃないかな。)
△ストーカー
(原作小説のタイトルは『路傍のピクニック』なんだけど、確かに映画のこの内容ならタイトルは『ストーカー』の方がしっくりくる。毎回観るたび、映像へのこだわりというか映像美が凄いな、と思うんですが、ストーリー(特にラスト)の解釈は正直分からん、てなる。ゾーン=信仰、部屋=唯一無二の存在ってことで良いのかな。)
・バードボックス(N)
(やっと観た。バルセロナから観てもこっちから観ても問題はないけど、バルセロナの方がキリスト教的終末論色が濃いのはスペインが舞台だからか。それにしても、ジョン・マルコヴィッチという存在の絵力の強さ。一目見ただけで、あ、ジョン・マルコヴィッチだ、ってなるもんな。)

【総評】
やっぱ高校生の頃(10代の頃)に観た映画は色褪せない。
いまさらな話なんだけど、風景や映像の質感が好きかどうか、音楽が良いかどうか、が私の中で重要なポイントのような気がした。
好きな映画(写真含め)って、だいたい風景か質感が良い、とか、音楽が良かった、って思ってる気がする。
『ユピテルとイオ』も映像にもう少しフィルムっぽさみたいのとかがあったら、きっと「好き」と言ってたような気がする。逆にちょっと前に観た『フェーズ6』なんかは所々の解像度の荒いあの雰囲気があったから「好き」って言ってる気がする。
最近の映画って、映像がぬるーっとキレイ過ぎない?

【凡例】
☆:オススメ
△:人によってはオススメ
✕:・・・
・:特に薦めないけど、悪くはないと思うよ?