12月:映画タイトル

今年最後の映画鑑賞記録。
ネタバレ注意!

【タイトルリスト】
△The Blue Drum
△A Farewell for Lili
△Ro & the Stardust
(短編映画は若手作家の練習場としての側面もあるのだろうけど、とりあえずネトフリは短編映画をスポンサーし続けて欲しい。この3作の中ならLiliが好きかな。)
△Sing/シング:Thriller
(まんまMJのスリラーPVのパロディなんだけどファミリーサイズで楽しめる。というかあのダンス、CGのキャラクターたちが踊ってもかっこエエんやな。)
△二十歳の死
(肉親(親族)の死を前に戸惑う人々の群像劇。会話もやり取りも軽妙でありつつ、どこか緊張感が張り詰めている。そしてラストシーン、それ以上でもそれ以下でもないシンプルな重さ。そこら辺がデプレシャンの巧さなんでしょうね、きっと。まさしくフランス映画を観た、という気分になる一本。)
✕視線
(ブカレストの街を見たくて観ただけなので。退屈だったが、主人公の女性の孤立感だけはひしひしと伝わってくる。ブカレストの街は良い。)
△クロスロード
(青春×音楽×ロードムービー。大好物やん。しかもブルースの原風景。悪くない。基本的にトントン拍子なストーリーで全てがうまく行きすぎなんだがまぁ悪くはない。ラストのギターバトルが売りらしい。が特に思い入れがないので、青春×音楽×ロードムービーとブルースの原風景、それだけでいい。)
・魂を救え!
(なんでタイトルに『!』を入れたん?と聞きたいがそれはそれとして、始終、宙ぶらりん。ただ、東西冷戦がヨーロッパに残した爪痕の深さは強く感じる。そして、この監督の『見た目(映像)やセリフの軽さ』と『中身のシンプルな重さ』のバランス感覚はすげぇと思う。)
✕REC:ザ・クアランティン
(オリジナル観たかったがネトフリ配信してないからハリウッドリメイク版を観てみた。POVホラー。なのだが酔う程ではない。とりあえず、女うるせぇな、という感想だけが残る。)
・イングロリアス・バスターズ
(まぁIFとしてアリなのかどうかは別として、後味の悪さしか残らないよね、という話。みんな地獄行きだろうが、んなこたハナから覚悟の上ですが、って感じがあるのはまだ救いがある。一番しんどいの冒頭の酪農家でしょうな。これならジョジョ・ラビット観た方が気分は良い。)
✕ザ・ディスカバリー(N)
(モヤモヤ感。たぶん見せられてた物語は平行世界のどれか1本で、現実(それも厳密には『現実』じゃないんだろうが)のヒロインは海で死んでたとこから始まると理解して良いんか?とりあえず風景は良かった。題材と風景、そして役者さん達は良かったのになんとなく残念な感じに収まってる。)
△バグダッド・カフェ
(名作。クリスマス映画じゃないんだけど、観るならこの時期かなぁという映画が(私の中に)あって、これがそれ。祝祭感があるというかホリディ感があるというか。ほっこりするのに丁度良い。けど、ラストのぶつ切れは、もしかしたら今の時代の映画じゃないのかもしれない。)
☆無垢の瞳
(Disney+だけなのもったいない。クリスマスの子ども映画として、それ以上に作品として非常に良い。可愛い。オススメ。子ども映画ってこういうのでしょ。ただDisney+って、なんかしらんがオリジナル言語ではなく勝手に英語で再生されるようなので、ちゃんとイタリア語に設定して観よう(Disneyはアメリカの会社だから「だいたい英語で良い」なんてそんなアホな話ないだろ。オリジナル言語で観せろっつの)。)
・ラン・ラビット・ラン(N)
(オーストラリアの映画は結構好きなんだけど、まぁ風景が良い。すべては少女の狂気ではなく、母親(というより一人の女)のせん妄だ(と理解した)が、とりあえず風景が良い。元夫、あれ死んでるんですよね、やっぱり。)
△眠りに生きる子供たち(N)
(スウェーデンに辿り着いたところでそこで終わりではない、ということを見せられてしまった。数を観りゃ良い、というわけではないが、こういう風に点と点が線で繋がることがあって、そういうのを実感すると、やっぱあれ(今回の場合は人間の境界あたり)観といて良かったわ、となる。)
・獣の棲む家(N)
(社会派ホラーと思って観たが普通にジャンプスケアなホラーだった。『彼らと共に生きていく』なんて生きて地獄を見た人間にしか言えんよ。)
✕荒れ野(N)
(19世紀スペインの内戦やらなんやらの地獄をゴシックホラー的に置き換えた映画だと思って観たが、まぁおおよそそうなんだろうけど、それならああいうクリーチャーがはっきり視覚的に出てきちゃダメだと思う。スペインの家父長的在り方が父→母へ役割委譲されてく描写は興味深いが、総じてつまらん。)
・エンド・オブ・ロード(N)
(実は母ちゃんがスーパーウーマン、とか、叔父さんが完璧なトリックスターとかそういうんじゃなくて、(まぁそれなりに)普通の家族で(タフな)普通のアメリカ国民っていう構成は良いと思う。ところで西部の荒野ってあんなにアナーキーな集団ホントにいるんですかね?(トレーラーハウスで暮らす、みたいのはあると思ってるけど))
✕密航者(N)
(まず邦題がミスリードなんだが、それはそれとして、主人公の自己犠牲的な言動を美しいと思うか、独善的と捉えるか、で印象は変わる。私は後者なので無理。もっと意地悪い視点で観てしまえば、有色人種(今回はどちらも男性だが)の言動に対して白人女性の精神的な『高貴さ』や『繊細さ』を描こうとしているようにも見える。そもそも船長が本人に伝えるべきだし、『密航者(黒人)』もちょっと鈍感過ぎる。気付かん時点で管制も船長も皆ポンコツなのだが、そこはこの作品の本題ではないだろうからこの際良しとして、それでもお前が「いいんだ、大丈夫だ」って言うのはおかしいだろ。)

【総評】
今月は短編多め。
そのせいか小作品も多かったが、その中でも群を抜いて『無垢の瞳』が良かったので、Disney+観れる人は是非。

【凡例】
☆:めちゃくちゃ好き。オススメしたい。
△:嫌いじゃない、割と好き。人によってはオススメする。
✕:・・・
・:特に薦めないけど、悪くはないと思うよ?好きな人は好き。