前も後ろも真っ暗闇だった。
ただ前にいる男の白く筋肉質な腕とその派手な緋の着流しだけが現実だった。
山崎はその腕を取る。
振り返った男に、山崎は静かに微笑んだ。
真っ暗闇なのに、いとおしい男の姿だけはよく見えた。
何故か上手く声が出なかった。
でも想いは通じたらしい。
男も穏やかに微笑みながら、山崎の事を包むように覆い被さった。
現か幻か。
山崎はどちらでも構わないと思った。
「終わりは貴方の手で」
高杉は、目を閉じる山崎の瞼に口吻をした。
前も後ろも真っ暗闇だった。
ただ前にいる男の白く筋肉質な腕とその派手な緋の着流しだけが現実だった。
山崎はその腕を取る。
振り返った男に、山崎は静かに微笑んだ。
真っ暗闇なのに、いとおしい男の姿だけはよく見えた。
何故か上手く声が出なかった。
でも想いは通じたらしい。
男も穏やかに微笑みながら、山崎の事を包むように覆い被さった。
現か幻か。
山崎はどちらでも構わないと思った。
「終わりは貴方の手で」
高杉は、目を閉じる山崎の瞼に口吻をした。